朝ドラ歴代115作品を完全網羅!1961年『娘と私』から2026年『ブラッサム』まで
NHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」は、1961年の第1作『娘と私』から続く日本を代表するテレビドラマシリーズだ。2026年11月現在、通算115作品が放送され、現在放送中なのは2026年度後期の第115作『ブラッサム』。その直前には、見上愛と上坂樹里がダブル主演を務めた第114作『風、薫る』が放送された。
歴代作品を放送順に並べると、初期の1年放送から1975年以降の前期・後期制への移行、東京・大阪両局による制作、男性主演や複数ヒロインの登場など、65年にわたる朝ドラの変化が見えてくる。ここでは第1作から最新作までの放送年度・作品名・主演俳優を年代別に整理し、2026年の最新2作品、放送回数、再放送やNHKオンデマンドでの視聴方法まで紹介する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代作品数:1961年の『娘と私』から2026年の『ブラッサム』まで、通算115作品。
- 2026年の最新作:前期は見上愛・上坂樹里主演の『風、薫る』、後期は石橋静河主演の『ブラッサム』。
- 放送形式:初期は原則1年放送。1975年からは前期・後期の年2作品を基本とする形式に移行。
【2026年最新】現在放送中の朝ドラは第115作『ブラッサム』
2026年11月現在、NHK総合で放送されている朝ドラは『ブラッサム』だ。2026年9月28日にスタートした第115作で、2026年度後期を代表する作品となっている。
主演は石橋静河。主人公の葉野珠(はの・たま)を演じる。物語は、明治・大正・昭和を生きた作家・宇野千代をモデルに、自由を求めて小説家への道を切り開いていく女性の人生を描く。
NHK財団が運営するステラnetの番組紹介によると、実在の作家をモデルとしながらも、登場人物や出来事を再構成したフィクションとして制作されている。
第115作『ブラッサム』の基本情報
- 作品番号:第115作
- 放送年度:2026年度後期
- 放送開始日:2026年9月28日
- 主演:石橋静河
- 主人公:葉野珠
- モデル:作家・宇野千代
- 脚本:櫻井剛、小松與志子
- 音楽:fox capture plan
- 主題歌:YOASOBI「咲き誇れ」
- 主な出演者:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎、染谷将太、井浦新、遠藤憲一、高良健吾ほか
総合テレビでは月曜日から土曜日の午前8時に放送。土曜日は1週間の振り返りを中心とした構成となっている。
作品の見どころは、主人公が作家として成長する過程だけではない。女性の生き方が大きく変わる明治から昭和という時代を背景に、結婚、仕事、創作活動、社会との関係を描く点にもある。
2026年前期『風、薫る』は全130回で完結
第115作の前に放送されたのが、第114作『風、薫る』だ。2026年3月30日に放送を開始し、9月25日に最終回を迎えた。NHKの番組情報では全26週・130回と発表されている。
- 作品番号:第114作
- 放送年度:2026年度前期
- 放送期間:2026年3月30日~9月25日
- 放送回数:全130回
- 主演:見上愛、上坂樹里
- 脚本:吉澤智子
- 原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
- 主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美を演じたダブル主演作品である。明治時代の看護の世界に飛び込み、患者を守るために奮闘する2人の女性を中心に物語が展開した。
女性の職業選択や看護制度の成立という歴史的背景を取り上げた点も特徴だ。1人の人生を追う従来型の朝ドラとは異なり、異なる境遇を持つ2人の人生を並行して描く構成が採用された。
2026年の2作品を整理すると、前期は看護の歴史を切り開く女性たち、後期は創作を通して自由を求める女性という対照的なテーマになっている。
【完全保存版】連続テレビ小説の歴代作品一覧・放送順と主演
ここからは、第1作『娘と私』から第115作『ブラッサム』までを放送順に紹介する。放送年度は原則として放送開始年を基準にし、1975年以降は前期・後期を区別した。
主演欄は作品の中心となる出演者を記載している。男性主演作品、複数ヒロイン作品、途中で主演が交代した作品については、その関係が分かるように補足した。
1960年代~1974年:朝ドラの誕生と1年放送の時代
1961年に始まった連続テレビ小説は、当初、基本的に1作品を1年間かけて放送していた。女性の人生や家族の物語だけでなく、男性主人公を中心にした作品も制作されている。
- 1961年・第1作『娘と私』:北沢彪(男性主演)
- 1962年・第2作『あしたの風』:渡辺富美子
- 1963年・第3作『あかつき』:佐分利信(男性主演)
- 1964年・第4作『うず潮』:林美智子
- 1965年・第5作『たまゆら』:笠智衆(男性主演)
- 1966年・第6作『おはなはん』:樫山文枝
- 1967年・第7作『旅路』:横内正、日色ともゑ
- 1968年・第8作『あしたこそ』:藤田弓子
- 1969年・第9作『信子とおばあちゃん』:大谷直子
- 1970年・第10作『虹』:南田洋子
- 1971年・第11作『繭子ひとり』:山口果林
- 1972年・第12作『藍より青く』:真木洋子
- 1973年・第13作『北の家族』:高橋洋子
- 1974年・第14作『鳩子の海』:斉藤こず恵、藤田美保子
初期の作品で注目したいのが第1作『娘と私』だ。父親を中心とした家庭の物語で、現在の朝ドラに多い女性主人公の一代記とは異なる構成だった。
第6作『おはなはん』は、女性主人公の人生を長期的に描く朝ドラのスタイルを印象づけた作品として知られる。後のヒロイン中心の作品群につながる重要な節目となった。
1975年~1988年:前期・後期の半年放送へ
1975年の『水色の時』と『おはようさん』から、原則として1年間に2作品を放送する体制へ移行した。前期と後期に分ける現在の朝ドラの基本形が整った時期だ。
- 1975年前期・第15作『水色の時』:大竹しのぶ
- 1975年後期・第16作『おはようさん』:秋野暢子
- 1976年前期・第17作『雲のじゅうたん』:浅茅陽子
- 1976年後期・第18作『火の国に』:鈴鹿景子
- 1977年前期・第19作『いちばん星』:高瀬春奈、五大路子
- 1977年後期・第20作『風見鶏』:新井春美
- 1978年前期・第21作『おていちゃん』:友里千賀子
- 1978年後期・第22作『わたしは海』:相原友子
- 1979年前期・第23作『マー姉ちゃん』:熊谷真実
- 1979年後期・第24作『鮎のうた』:山咲千里
- 1980年前期・第25作『なっちゃんの写真館』:星野知子
- 1980年後期・第26作『虹を織る』:紺野美沙子
- 1981年前期・第27作『まんさくの花』:中村明美
- 1981年後期・第28作『本日も晴天なり』:原日出子
- 1982年前期・第29作『ハイカラさん』:手塚理美
- 1982年後期・第30作『よーいドン』:藤吉久美子
- 1983年・第31作『おしん』:小林綾子、田中裕子、乙羽信子
- 1984年前期・第32作『ロマンス』:榎木孝明(男性主演)
- 1984年後期・第33作『心はいつもラムネ色』:新藤栄作(男性主演)
- 1985年前期・第34作『澪つくし』:沢口靖子
- 1985年後期・第35作『いちばん太鼓』:岡野進一郎(男性主演)
- 1986年前期・第36作『はね駒』:斉藤由貴
- 1986年後期・第37作『都の風』:加納みゆき
- 1987年前期・第38作『チョッちゃん』:古村比呂
- 1987年後期・第39作『はっさい先生』:若村麻由美
- 1988年前期・第40作『ノンちゃんの夢』:藤田朋子
- 1988年後期・第41作『純ちゃんの応援歌』:山口智子
この時期を代表するのが第31作『おしん』だ。1983年に放送された同作は、主人公の少女時代を小林綾子、青年時代を田中裕子、老年時代を乙羽信子が演じた。
一人の主人公を複数の俳優が年代別に演じる構成は、長い人生を描く朝ドラならではの表現方法として強い印象を残した。
1989年~2000年:平成初期の作品と人気女優の登場
1989年から平成時代に入り、半年放送の形式が定着。東京と大阪の制作作品が並ぶようになり、作品ごとの舞台や主人公の職業も多様化していった。
- 1989年前期・第42作『青春家族』:いしだあゆみ、清水美砂
- 1989年後期・第43作『和っこの金メダル』:渡辺梓
- 1990年前期・第44作『凛凛と』:田中実(男性主演)
- 1990年後期・第45作『京、ふたり』:山本陽子、畠田理恵
- 1991年・第46作『君の名は』:鈴木京香
- 1992年前期・第47作『おんなは度胸』:泉ピン子、桜井幸子
- 1992年後期・第48作『ひらり』:石田ひかり
- 1993年前期・第49作『ええにょぼ』:戸田菜穂
- 1993年後期・第50作『かりん』:細川直美
- 1994年前期・第51作『ぴあの』:純名里沙
- 1994年後期~1995年前期・第52作『春よ、来い』:安田成美、中田喜子
- 1995年後期・第53作『走らんか!』:三国一夫(男性主演)
- 1996年前期・第54作『ひまわり』:松嶋菜々子
- 1996年後期・第55作『ふたりっ子』:岩崎ひろみ、菊池麻衣子
- 1997年前期・第56作『あぐり』:田中美里
- 1997年後期・第57作『甘辛しゃん』:佐藤夕美子
- 1998年前期・第58作『天うらら』:須藤理彩
- 1998年後期・第59作『やんちゃくれ』:小西美帆
- 1999年前期・第60作『すずらん』:遠野凪子
- 1999年後期・第61作『あすか』:竹内結子
- 2000年前期・第62作『私の青空』:田畑智子
- 2000年後期・第63作『オードリー』:岡本綾
この時代には、松嶋菜々子が主演した『ひまわり』や、竹内結子が出演した『あすか』など、後に多くの作品で活躍する俳優が登場した。
第55作『ふたりっ子』は岩崎ひろみと菊池麻衣子が双子のヒロインを演じた作品。1人の女性の成長を追うだけでなく、複数の主人公の人生を同時に描く形式も広がっていった。
2001年~2010年:職業・家族・地域を描く作品が充実
2000年代に入ると、沖縄を舞台にした作品や、料理、医療、伝統芸能、地域社会などをテーマにした作品が相次いだ。主人公の職業や生活環境を通して、各地の文化を紹介する役割も強くなった。
- 2001年前期・第64作『ちゅらさん』:国仲涼子
- 2001年後期・第65作『ほんまもん』:池脇千鶴
- 2002年前期・第66作『さくら』:高野志穂
- 2002年後期・第67作『まんてん』:宮地真緒
- 2003年前期・第68作『こころ』:中越典子
- 2003年後期・第69作『てるてる家族』:石原さとみ
- 2004年前期・第70作『天花』:藤澤恵麻
- 2004年後期・第71作『わかば』:原田夏希
- 2005年前期・第72作『ファイト』:本仮屋ユイカ
- 2005年後期・第73作『風のハルカ』:村川絵梨
- 2006年前期・第74作『純情きらり』:宮﨑あおい
- 2006年後期・第75作『芋たこなんきん』:藤山直美
- 2007年前期・第76作『どんど晴れ』:比嘉愛未
- 2007年後期・第77作『ちりとてちん』:貫地谷しほり
- 2008年前期・第78作『瞳』:榮倉奈々
- 2008年後期・第79作『だんだん』:三倉茉奈、三倉佳奈
- 2009年前期・第80作『つばさ』:多部未華子
- 2009年後期・第81作『ウェルかめ』:倉科カナ
- 2010年前期・第82作『ゲゲゲの女房』:松下奈緒
- 2010年後期・第83作『てっぱん』:瀧本美織
2001年の『ちゅらさん』は沖縄を舞台とする作品で、国仲涼子がヒロインを務めた。続編が制作されたこともあり、シリーズを代表する人気作品の一つとして知られている。
また、『ゲゲゲの女房』は松下奈緒が主演し、漫画家・水木しげるの妻をモデルとした物語を描いた。実在の人物や家族の歴史を題材にする朝ドラの魅力を改めて示した作品だった。
2011年~2020年:話題作の連続と多彩な主人公
2010年代は、社会現象となった『あまちゃん』をはじめ、女性の仕事や夢、家族の歴史を描く作品が注目された。男性が主人公となる作品や、海外出身の俳優をヒロインに起用する作品も登場している。
- 2011年前期・第84作『おひさま』:井上真央
- 2011年後期・第85作『カーネーション』:尾野真千子、夏木マリ
- 2012年前期・第86作『梅ちゃん先生』:堀北真希
- 2012年後期・第87作『純と愛』:夏菜
- 2013年前期・第88作『あまちゃん』:能年玲奈
- 2013年後期・第89作『ごちそうさん』:杏
- 2014年前期・第90作『花子とアン』:吉高由里子
- 2014年後期・第91作『マッサン』:玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス
- 2015年前期・第92作『まれ』:土屋太鳳
- 2015年後期・第93作『あさが来た』:波瑠
- 2016年前期・第94作『とと姉ちゃん』:高畑充希
- 2016年後期・第95作『べっぴんさん』:芳根京子
- 2017年前期・第96作『ひよっこ』:有村架純
- 2017年後期・第97作『わろてんか』:葵わかな
- 2018年前期・第98作『半分、青い。』:永野芽郁
- 2018年後期・第99作『まんぷく』:安藤サクラ
- 2019年前期・第100作『なつぞら』:広瀬すず
- 2019年後期・第101作『スカーレット』:戸田恵梨香
- 2020年前期・第102作『エール』:窪田正孝、二階堂ふみ
- 2020年後期・第103作『おちょやん』:杉咲花
第88作『あまちゃん』は2013年前期の作品で、能年玲奈がヒロインを務めた。東北を舞台にした物語や、音楽、地域文化を組み合わせた演出が幅広い視聴者の関心を集めた。
第91作『マッサン』は玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックスが中心となる夫婦の物語で、外国人俳優がヒロインを務めた点も特徴的だった。
また、第102作『エール』は窪田正孝が男性主人公を演じ、二階堂ふみが妻役を務めた。朝ドラは女性ヒロインだけのシリーズではないことを示す作品でもある。
2021年~2026年:令和の朝ドラと最新115作品
令和に入ると、複数世代の主人公を描く構成や、実在の人物をモデルにした作品が続いた。2026年には第114作『風、薫る』、第115作『ブラッサム』が放送されている。
- 2021年前期・第104作『おかえりモネ』:清原果耶
- 2021年後期・第105作『カムカムエヴリバディ』:上白石萌音、深津絵里、川栄李奈
- 2022年前期・第106作『ちむどんどん』:黒島結菜
- 2022年後期・第107作『舞いあがれ!』:福原遥
- 2023年前期・第108作『らんまん』:神木隆之介、浜辺美波
- 2023年後期・第109作『ブギウギ』:趣里
- 2024年前期・第110作『虎に翼』:伊藤沙莉
- 2024年後期・第111作『おむすび』:橋本環奈
- 2025年前期・第112作『あんぱん』:今田美桜
- 2025年後期・第113作『ばけばけ』:髙石あかり
- 2026年前期・第114作『風、薫る』:見上愛、上坂樹里
- 2026年後期・第115作『ブラッサム』:石橋静河
第105作『カムカムエヴリバディ』は、親子3代の女性を上白石萌音、深津絵里、川栄李奈が演じた作品。異なる時代を生きる3人の人生を一つの物語につなげた。
第108作『らんまん』は神木隆之介が植物学者をモデルとした主人公を演じ、浜辺美波がヒロインを担当。第110作『虎に翼』は伊藤沙莉が日本の女性法律家の先駆者をモデルにした主人公を演じ、法律と社会制度の歴史を描いた。
そして最新の第115作『ブラッサム』へと続く。以上が2026年11月現在の放送済み115作品の一覧だ。
【歴代ヒロイン・主演俳優】朝ドラの人物関係と作品の特徴を比較
朝ドラの歴史を理解するうえで、作品番号と主演俳優だけでなく、主人公の設定やヒロインの構成にも注目したい。
歴代作品には、男性主人公、女性主人公、複数ヒロイン、年代ごとに俳優が交代する作品が存在する。作品と出演者の関係を整理すると、シリーズの変化がより分かりやすくなる。
| 作品・作品番号 | 主演・ヒロイン | 人物関係・特徴 |
|---|---|---|
| 第1作『娘と私』 | 北沢彪 | 男性主人公を中心に描く初期の家庭ドラマ |
| 第4作『うず潮』 | 林美智子 | 女性主人公を中心とした物語。大阪制作の初期作品 |
| 第31作『おしん』 | 小林綾子→田中裕子→乙羽信子 | 少女期・青年期・老年期を3人の俳優が担当 |
| 第55作『ふたりっ子』 | 岩崎ひろみ・菊池麻衣子 | 双子の姉妹を中心に描く複数ヒロイン型 |
| 第91作『マッサン』 | 玉山鉄二・シャーロット・ケイト・フォックス | 日本人男性と外国人女性の夫婦を描く |
| 第105作『カムカムエヴリバディ』 | 上白石萌音・深津絵里・川栄李奈 | 親子3世代の女性が主人公 |
| 第114作『風、薫る』 | 見上愛・上坂樹里 | 明治時代の看護の世界を生きる2人の女性のダブル主演 |
| 第115作『ブラッサム』 | 石橋静河 | 宇野千代をモデルとする女性作家の物語 |
朝ドラの主演は女性だけではない
朝ドラと聞くと、若い女優がヒロインを演じる作品をイメージする人が多い。しかし、実際にはシリーズ初期から男性主人公の作品が制作されている。
代表例は『娘と私』『あかつき』『たまゆら』『ロマンス』『心はいつもラムネ色』『エール』『らんまん』などだ。『マッサン』も玉山鉄二が主演を務めた。
そのため、歴代ヒロイン一覧と歴代主演俳優一覧は必ずしも一致しない。作品の中心人物が男性なのか、女性なのか、複数なのかを区別することが大切だ。
ヒロインは新人だけが選ばれるわけではない
朝ドラは若手俳優の登竜門というイメージが強い。実際に新人やオーディションで選ばれた俳優が大きく注目される機会になってきた。
一方、すでに映画やドラマで実績を持つ俳優が主演に起用されることも多い。近年は作品のテーマや主人公の人物像に合わせて、キャスティングの方法も多様化している。
つまり、朝ドラ出演をきっかけに知名度が上がるケースはあるものの、出演者全員が新人というわけではない。
【放送年度・放送期間・回数】朝ドラの作品番号はどう決まる?
朝ドラの作品番号を理解するには、放送形式の変化を押さえる必要がある。1961年の開始当初と現在では、1作品あたりの放送期間や年間の作品数が大きく異なる。
1年放送から半年放送へ移行した歴史
第1作『娘と私』から第14作『鳩子の海』までは、基本的に1作品を約1年間放送していた。
転換点となったのは1975年だ。同年前期の『水色の時』と後期の『おはようさん』から、原則として半年ごとに新作を放送する形式へ移行した。
ただし、すべての作品が半年間というわけではない。1983年の『おしん』や1991年の『君の名は』など、1年間を通して放送された作品もある。『春よ、来い』も1994年後期から1995年前期にまたがって放送された。
放送回数は作品ごとに違う
現在の朝ドラは、総合テレビで1回15分を基本とする。平日に新しいエピソードを放送し、土曜日に1週間の内容を振り返る形式が定着している。
ただし、全作品が同じ放送回数になるわけではない。NHKオンデマンドの作品情報を確認すると、近年の作品にも次のような違いがある。
- 『カムカムエヴリバディ』:全112回
- 『おちょやん』:全115回
- 『おかえりモネ』:全120回
- 『ばけばけ』:全125回
- 『風、薫る』:全130回
- 『なつぞら』:全156回
作品の放送期間、祝日や編成上の事情、特別な放送スケジュールなどによって回数は異なる。したがって、作品番号が大きいほど放送回数も増えるという関係ではない。
東京制作と大阪制作の違い
朝ドラはNHK東京とNHK大阪の両方で制作されている。東京制作と大阪制作では、舞台となる地域や作品の雰囲気に違いが生まれることもある。
たとえば、東京制作には『あまちゃん』『ひよっこ』『虎に翼』などがあり、大阪制作には『ふたりっ子』『カーネーション』『ブギウギ』などがある。
ただし、制作局だけで作品の評価や作風が決まるわけではない。脚本家、演出家、出演者、作品の題材によって仕上がりは変化する。
【再放送・配信】歴代朝ドラをNHKオンデマンドで見る方法
過去の朝ドラを見直したい場合は、NHKの再放送や公式配信サービスを確認するとよい。特にNHKオンデマンドでは、放送済み作品の一部が配信対象になっている。
NHKオンデマンドで視聴する
NHKオンデマンドでは、2026年の『ブラッサム』『風、薫る』をはじめ、近年の朝ドラ作品が配信対象として掲載されている。
主な作品には『ばけばけ』『あんぱん』『おむすび』『虎に翼』『ブギウギ』『らんまん』『舞いあがれ!』などがある。
過去作品の配信状況は一定ではなく、歴代115作品すべてが常時視聴できるわけではない。見たい作品がある場合は、NHKオンデマンドの配信中一覧で作品名を検索し、配信期間や視聴条件を確認する必要がある。
テレビでの再放送を確認する
現在放送中の朝ドラには、総合テレビの昼の再放送枠が設けられている。
- 本放送:総合テレビ・月曜日~土曜日の午前8時
- 昼の再放送:総合テレビ・午後0時45分
- 土曜日:その週の内容を振り返る構成
- BS・BSプレミアム4K:平日朝の放送や週末のまとめ放送
番組改編や特別編成によって時間が変更される場合もあるため、実際の放送日時はNHKの番組表で確認したい。
古い朝ドラを探すときの注意点
1960年代から1980年代の作品を探す場合、現在の配信サービスに映像が残っていない作品もある。長寿シリーズだからといって、すべての作品が同じ条件で視聴できるわけではない。
NHKアーカイブスの作品情報は、作品名や出演者、あらすじなどを調べる際に役立つ。映像を実際に見たい場合は、アーカイブスの情報とNHKオンデマンドの配信状況を分けて確認すると効率的だ。
【プロの結論】歴代朝ドラを年代別に見ると分かる3つの変化
115作品を通して見えてくるのは、単なるヒロインの交代ではない。朝ドラは、放送形式、主人公の人物像、描かれる社会の範囲を少しずつ変えてきた。
1. 女性の人生を描く物語から多様な主人公へ
初期には男性主人公の作品もあり、その後は女性の成長や仕事、家族を中心とした作品が定着した。さらに近年は、複数の女性を主人公に据える作品や、世代を超えて物語をつなぐ作品も増えている。
『カムカムエヴリバディ』や『風、薫る』は、その変化を理解するうえで象徴的な作品だ。
2. 実在の人物や歴史的背景を扱う作品が続く
『ゲゲゲの女房』『あさが来た』『らんまん』『虎に翼』などは、実在の人物や歴史上の出来事を物語の土台にしている。
2026年の『ブラッサム』も、作家・宇野千代をモデルとする作品だ。歴史的な人物を知る入口になる一方、ドラマとして再構成された人物や出来事と、実際の歴史的事実を区別して見ることも大切である。
3. 視聴方法の変化によって楽しみ方も広がった
かつての朝ドラは、毎朝決まった時間にテレビを見る習慣と強く結びついていた。現在は録画や見逃し配信、オンデマンドサービスなど、視聴する方法が多様化している。
リアルタイム視聴だけでなく、過去作品をまとめて見る楽しみ方も広がった。作品の人気を比較するときには、放送当時のテレビ視聴環境と現在の配信環境の違いにも目を向けたい。
歴代作品を初めて見る人には、次のような選び方がおすすめだ。
- 朝ドラの原点を知りたい人:第1作『娘と私』や第6作『おはなはん』など初期作品から見る。
- 歴史的な人物に関心がある人:『おしん』『あさが来た』『らんまん』『虎に翼』などを選ぶ。
- 複数の主人公の人生を楽しみたい人:『ふたりっ子』『カムカムエヴリバディ』『風、薫る』がおすすめ。
- 最新の朝ドラを追いたい人:現在放送中の『ブラッサム』から視聴する。
- 古い作品をまとめて見たい人:NHKオンデマンドで配信対象と収録状況を確認する。
【連続テレビ小説一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝ドラは全部で何作品ありますか?
A1:2026年11月現在、放送済みの連続テレビ小説は通算115作品です。第1作『娘と私』から第115作『ブラッサム』までが対象になります。
Q2:朝ドラの第1作は何ですか?
A2:1961年に放送が始まった『娘と私』です。主演は北沢彪で、連続テレビ小説シリーズの出発点となった作品です。
Q3:2026年現在、放送中の朝ドラは何ですか?
A3:2026年度後期の第115作『ブラッサム』です。2026年9月28日に放送を開始し、石橋静河が主人公の葉野珠を演じています。前期の『風、薫る』は9月25日に全130回で最終回を迎えました。
Q4:朝ドラは毎年何作品放送されますか?
A4:1975年以降は原則として前期・後期の2作品です。前期は春から秋、後期は秋から翌年春にかけて放送されます。初期には1年間を通して1作品を放送する形式もありました。
Q5:歴代の朝ドラはすべてNHKオンデマンドで見られますか?
A5:いいえ。NHKオンデマンドでは多くの作品が配信されていますが、全115作品が常時配信されているわけではありません。作品ごとに配信状況を確認してください。
まとめ:1961年から2026年まで続く朝ドラ115作品の歴史
連続テレビ小説は、1961年の第1作『娘と私』から2026年の第115作『ブラッサム』まで、65年以上にわたって続いてきたNHKの長寿ドラマシリーズだ。
歴代作品を振り返ると、1年放送から半年放送への移行、女性主人公を中心とした物語の定着、男性主演や複数ヒロインの登場など、時代に合わせた変化が確認できる。
2026年前期の『風、薫る』は見上愛と上坂樹里によるダブル主演で看護の歴史を描き、後期の『ブラッサム』は石橋静河が作家を目指す女性を演じている。どちらも異なる時代を生きる女性の人生を描いた作品だ。
歴代作品を調べる際は、作品番号だけでなく、放送年度、主演、ヒロイン、放送回数、再放送・配信状況を合わせて確認すると、シリーズ全体の流れをより深く理解できる。
第1作から最新作までを見渡せば、朝ドラは単なる朝のテレビ番組ではなく、日本の社会や文化、家族観、女性の生き方を映し続けてきた長い映像の記録でもある。 (出典: 連続 テレビ 小説 一覧(Yahoo!ニュース))