萬田緑平とはどんな医師?経歴・萬田診療所・著書と2026年最新活動を徹底解説
2026年現在、在宅緩和ケア医として注目を集めている萬田緑平(まんだ・りょくへい)氏。群馬大学医学部を卒業し、大学病院の外科医として手術や抗がん剤治療に携わった後、在宅緩和ケアの道へ転身した医師です。これまでに2000人以上の看取りに関わってきた経験を持ち、『棺桶まで歩こう』『自宅で迎える本当に幸せな最期のとき』などの著書でも知られています。
萬田氏の特徴は、単に病気を治すことだけでなく、患者が人生の最終段階まで自分らしく生活できることを重視する姿勢にあります。群馬県前橋市の「緩和ケア 萬田診療所」での診療、在宅看取りの考え方、延命治療に対する独自の視点、2026年の新刊や講演活動まで、プロフィールと公開情報をもとに整理します。
📌 この記事の重要ポイントまとめ
- 経歴: 1964年生まれ。1991年に群馬大学医学部を卒業し、大学病院の外科医を経て2008年に在宅緩和ケアへ転身。
- 実績: 2000人以上の看取りに関わり、2017年に前橋市で緩和ケア 萬田診療所を開設。
- 診療内容: がん患者を中心に緩和ケア外来や訪問診療、がん相談を実施。
- 著書: 『棺桶まで歩こう』は2025年11月発売。2026年には新たな著書も刊行。
- 現在: 診療に加え、全国各地で講演活動を継続。2026年11月にも講演予定が公開されている。
【プロフィール】萬田緑平はどんな医師?群馬大学医学部卒業後の経歴
萬田緑平(まんだ・りょくへい)
緩和ケア 萬田診療所院長
1964年生まれ・群馬大学医学部卒業
専門分野:がん患者の緩和ケア・在宅医療
萬田緑平氏は、群馬県を拠点に活動する在宅緩和ケア医です。
医師としての出発点は、現在の活動とは大きく異なる外科医療でした。群馬大学医学部を卒業後、同大学医学部附属病院の第一外科に所属し、手術や抗がん剤治療などに携わってきました。
医療の現場で患者と向き合ううちに、病気を治療することと、患者本人が望む人生を最後まで支えることの間にある課題を意識するようになります。
その経験が、後の在宅緩和ケアへの転身につながりました。
群馬大学医学部卒業から現在までの経歴
萬田氏の経歴を理解するうえで重要なのは、外科医としての経験と、在宅医療への転換という2つの段階です。
| 時期 | 経歴・出来事 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1964年 | 誕生 | 医師プロフィールに記載 |
| 1991年 | 群馬大学医学部卒業 | 医師としてのキャリアを開始 |
| 1992年4月~2008年3月 | 群馬大学医学部附属病院第一外科に所属 | 手術・抗がん剤治療などに従事 |
| 2008年4月 | 緩和ケア診療所・いっぽに勤務 | 在宅緩和ケア医へ転身 |
| 2008年~2017年 | 在宅緩和ケアに従事 | 多数の患者の看取りを経験 |
| 2017年4月 | 緩和ケア 萬田診療所を開設 | 群馬県前橋市で独立 |
| 2022年 | 著書を刊行 | 『家で死のう!』『穏やかな死に医療はいらない』など |
| 2025年11月 | 『棺桶まで歩こう』発売 | 幻冬舎新書 |
| 2026年1月 | 『自宅で迎える本当に幸せな最期のとき』発売 | 河出書房新社 |
| 2026年4月 | 『死ぬまで生きる』発売 | 河出新書 |
出典:Medical Tribuneの著者プロフィール、河出書房新社、幻冬舎の書誌情報。
なぜ外科医から在宅緩和ケア医になったのか
萬田氏が在宅緩和ケアに関心を持った背景には、外科医として経験した終末期医療の課題があります。
大学病院では、手術や薬物療法によって病気の治療を目指します。しかし、治療を続けても回復が難しい患者もいます。
そのとき、医療の目標をどこに置くのか。
病気の進行を抑えることだけでなく、痛みを減らすこと、食事を楽しむこと、家族と過ごすこと、住み慣れた場所で生活することも、患者にとって大切な医療の目標です。
2008年、萬田氏は群馬県高崎市の「緩和ケア診療所・いっぽ」に移り、在宅緩和ケア医として活動を始めました。
そして2017年4月、自らの診療方針を実践する場として「緩和ケア 萬田診療所」を開設しています。
【診療所の実態】緩和ケア 萬田診療所では何をしている?
萬田緑平氏が院長を務める「緩和ケア 萬田診療所」は、群馬県前橋市にあるがん患者を中心とした緩和ケア診療所です。
一般的な病院のように検査や手術を中心とする医療機関とは異なり、患者の苦痛を和らげ、日常生活を維持しながら療養できるよう支援することを診療の柱としています。
厚生労働省の医療情報ネットでも、同診療所は緩和ケア内科として掲載されています。
主な診療内容
公開されている診療案内では、主な役割は次の3つです。
1. 緩和ケア外来
がん患者の身体的・精神的なつらさや、今後の療養について相談する外来診療です。
公開されている医療情報では、午前の外来は1人約1時間の完全予約制とされています。
2. 在宅医療・訪問診療
患者の自宅を医師が訪問し、症状の管理や療養生活を支えます。
通院が難しくなった患者にとって、自宅で医療を受けられることは大きな意味を持ちます。
3. がん相談
がんの疑いがある人や、診断後の治療方針に不安を抱える人、検査や治療について悩んでいる人などを対象に相談を受け付けています。
本人だけでなく、家族が抱える疑問や不安も相談の対象です。
診療所の公開案内では、午後は訪問診療に充てられています。保険診療を基本とする医療機関です。
病院と在宅緩和ケアは何が違う?
両者の違いは、単純に医療設備の有無だけではありません。
| 比較項目 | 一般的な病院での療養 | 在宅緩和ケア |
|---|---|---|
| 主な場所 | 病院・病棟 | 自宅 |
| 医療の中心 | 検査・治療・症状管理 | 症状管理・生活の支援 |
| 日常生活 | 病院の規則や環境に合わせる | 自宅の生活習慣を生かせる |
| 家族との時間 | 面会時間などの制約がある場合も | 一緒に過ごす時間を確保しやすい |
| 医療体制 | 院内の医師・看護師など | 訪問診療医・訪問看護師などの連携 |
| 留意点 | 入院環境や治療方針の調整が必要 | 家族の負担や緊急時の対応体制が必要 |
在宅療養には、自宅で自由に過ごせる利点がある一方、家族の介護負担や夜間の対応、緊急時の搬送先などを考える必要があります。
萬田診療所のような在宅緩和ケアは、病院医療を全面的に否定するものではなく、患者の希望と病状に応じて療養場所を選択するための選択肢です。
【2000人以上の看取り】萬田緑平が大切にする「最後まで生きる」という考え方
萬田氏の名前とともに紹介されることが多いのが、2000人以上の看取りに関わってきた実績です。
Medical Tribuneの2020年のプロフィールでは、2017年3月までに在宅緩和ケア医として約1400人の看取りに関わったと紹介されています。その後、出版社や各種メディアのプロフィールでは2000人以上という実績が掲載されています。
この数字は、在宅緩和ケアの現場で積み重ねてきた経験を示すものです。
「看取り屋」ではなく「生き抜き屋」
萬田氏の医療観を理解するうえで重要なのが、死を迎える瞬間だけに注目するのではなく、最期までどう生きるかを重視する姿勢です。
2020年のMedical Tribuneへの寄稿では、自身の役割を、患者が最後まで目いっぱい生き抜くことを手伝う仕事として表現しています。
これは、単に死亡時の医療処置を担当するのではなく、患者が生きている時間をできるだけ自分らしく過ごせるよう支援するという考え方です。
例えば、次のような生活上の希望が挙げられます。
- 好きなものを食べたい。
- 家族と一緒に過ごしたい。
- できるだけ自分の足で歩きたい。
- トイレに自分で行きたい。
- 自宅で普段どおりの時間を過ごしたい。
病気が進行すると、医療者や家族は生命を維持することに意識が向きがちです。
しかし、患者本人にとっては、食事や排泄、移動といった日常動作が、自分らしさや尊厳に直結している場合があります。
萬田氏が歩くことやトイレに行くことを重視するのも、こうした生活の視点から理解できます。
「棺桶まで歩こう」に込められた意味
『棺桶まで歩こう』は、2025年11月27日に幻冬舎から発売された新書です。
本書の中心にあるのは、歩ける力をできるだけ長く保ち、人生の最後まで自分の意思で生活することの大切さです。
歩行は単なる運動ではありません。
自分でトイレに行く、食卓に向かう、家の中を移動する。こうした行動を維持できることは、日常生活の自立にもつながります。
同書では、延命よりも本人の満足を、治療よりも尊厳を重視するという考え方が提示されています。
2026年5月の文藝春秋PLUSの記事では、同書が13万部を突破したと紹介されました。
ただし、「歩けるうちは人は死なない」という表現は、本書のメッセージを象徴するキャッチフレーズです。医学的に死亡時期を判定する基準ではありません。
歩行能力と健康状態には個人差があり、がんの種類や進行度、持病、体力などによって状況は異なります。
延命治療と緩和ケアは対立するものなのか
萬田氏の著書には、胃ろう、点滴、抗がん剤など、終末期の医療行為について考えさせられる内容が登場します。
ここで押さえておきたいのは、緩和ケアそのものが延命治療の拒否を意味するわけではないという点です。
厚生労働省は、がんと診断された時点から、身体的な痛みや精神的な苦痛を和らげる緩和ケアを、がん治療と並行して提供することを重視しています。
つまり、抗がん剤治療を受けながら緩和ケアを利用することも可能です。
一方、終末期には、治療によって期待できる効果と、患者が負担する苦痛や生活への影響を比較し、治療方針を見直す場面もあります。
萬田氏の主張は、治療を続けることだけが正解ではなく、患者自身が何を大切にしたいかを医療の判断に反映させるべきだという問題提起として捉えると理解しやすくなります。
【著書一覧】萬田緑平の本は何がある?2026年の新刊も紹介
萬田氏は、在宅緩和ケアの現場で経験したことを、一般読者にも理解しやすい形で書籍にまとめてきました。
特に、病院での治療と自宅での療養を比較しながら、人生の最終段階をどう過ごすかを考える作品が中心です。
『棺桶まで歩こう』
2025年11月27日発売・幻冬舎新書
歩く力を保つことと、自分らしく生き抜くことの関係を考える一冊。延命治療や人生の満足度についても踏み込んでいます。
『自宅で迎える本当に幸せな最期のとき』
2026年1月27日発売・河出書房新社
在宅緩和ケア医として関わった患者と家族の経験を通して、自宅で最期を迎えるという選択を考える作品です。
『死ぬまで生きる――穏やかな死に医療はいらない』
2026年4月28日発売・河出新書
胃ろう、点滴、抗がん剤などの医療行為や、自宅で療養するための準備を扱っています。巻末には自宅で自分らしい最期を迎えるためのチェックシートも収録されています。
『家で死のう! 緩和ケア医による「死に方」の教科書』
2022年刊・三五館シンシャ
自宅で療養することの意味や、在宅緩和ケアの実際について解説した作品です。
『穏やかな死に医療はいらない』
2022年刊・河出書房新社
病院での治療と自宅での療養を比較しながら、人生の最終段階における医療のあり方を考える作品です。
初めて読むならどの本がおすすめ?
目的によって選ぶ本は変わります。
- 萬田氏の考え方を知りたい人: 『棺桶まで歩こう』
- 自宅で最期を迎える実例を知りたい人: 『自宅で迎える本当に幸せな最期のとき』
- 具体的な医療の選択について考えたい人: 『死ぬまで生きる』
- 在宅緩和ケアの基本的な考え方を知りたい人: 『家で死のう!』
特に2026年の2冊は、これからの療養場所を考えている本人や家族にとって、話し合いのきっかけになる内容です。
【2026年最新】萬田緑平の現在・講演活動・評判は?
2026年の萬田氏は、診療活動に加えて、著書の刊行や全国各地での講演を通じて、在宅緩和ケアについて発信しています。
2026年の主な活動と最新情報
2026年は、著書の刊行が続いた年です。
1月には『自宅で迎える本当に幸せな最期のとき』、4月には『死ぬまで生きる』が発売されました。
また、5月には文藝春秋PLUSで、健康と歩行、人生の最終段階をテーマにした対談記事が掲載されています。
講演活動についても、2026年の予定が公開されています。
主催者や関係団体が公開しているスケジュールには、次のような予定が掲載されています。
| 日程 | 講演・活動 | 会場・主催 |
|---|---|---|
| 2026年10月3日 | 最期まで目一杯生きる | 沼田利根医師会主催の住民公開講座 |
| 2026年11月19日 | 最期まで目一杯生きる | 藤岡多野医師会主催・藤岡市共催 |
| 2026年11月21日 | 最期まで目一杯生きる | 横浜での講演予定 |
| 2026年11月28日 | 最期まで目一杯生きる | 茨城県介護支援専門員協会 |
| 2026年12月19日 | 最期まで目一杯生きる | 志太医師会 |
2026年11月1日時点では、10月3日の講演は終了しており、11月以降の予定が掲載されています。日程や開催条件は主催者側の最新案内で確認する必要があります。
萬田緑平の評判は?著書や講演が支持される理由
萬田氏の社会的な評価を考えるうえで、まず目を引くのが著書の読者への広がりです。
『棺桶まで歩こう』は2026年5月時点で13万部を突破したと文藝春秋PLUSが紹介しています。
また、出版社の著者紹介では、年間50回以上の講演活動を行っているとされています。
こうした実績から、萬田氏の発信が医療従事者だけでなく、介護に携わる人や、自身の老後・終末期について考える一般読者にも届いていることが分かります。
一方で、書籍の販売部数や講演回数は、患者満足度や医療の治療成績を直接示す数値ではありません。
萬田氏に対する評判を客観的に考えるには、次の3つを分ける必要があります。
- 著者としての評価: 出版実績や読者への影響力。
- 講演者としての評価: 医療・介護関係者や地域住民への啓発活動。
- 医師としての評価: 診療方針、患者との相性、医療チームとの連携、実際のケアの内容。
特に医師としての評判は、書籍の人気だけで判断できません。
在宅緩和ケアを希望する場合には、診療内容や訪問体制、対応可能な地域などを確認し、自分の希望に合うかを検討することが大切です。
【実践ガイド】自宅で最期を迎えるには?萬田緑平の考え方から学ぶ準備
萬田氏の著書や講演をきっかけに、自宅で最期を迎える方法について関心を持つ人もいるでしょう。
在宅看取りは、単に病院へ行かないことではありません。医療と介護の支援を組み合わせ、患者本人と家族が納得できる療養環境を整える必要があります。
自宅で最期を迎えるための5つの準備
1. 本人が望む生活を確認する
最初に考えたいのは、どこで、どのように過ごしたいかです。
自宅に帰りたいのか、家族と過ごしたいのか、できるだけ歩きたいのか。本人が大切にしていることを具体的に整理します。
2. 主治医に在宅療養の可能性を相談する
病状や治療方針を踏まえ、自宅での療養が可能かを相談します。
がんの治療を継続しながら在宅緩和ケアを利用できる場合もあります。
3. 訪問診療と訪問看護の体制を整える
医師による訪問診療だけでなく、訪問看護師による日常的な支援も重要です。
症状の変化に対応できる連絡体制や、夜間・休日の相談先についても確認します。
4. 家族の介護負担を考える
自宅での看取りでは、家族の協力が必要になる場合があります。
ただし、家族だけですべてを抱え込む必要はありません。介護保険サービスや訪問看護、ケアマネジャーなどの支援を組み合わせることが重要です。
5. 緊急時や最期の時期の対応を共有する
急な体調変化があった場合に、誰に連絡するのか、入院を希望するのか、どのような医療処置を望むのかを事前に話し合います。
本人の希望は、病状や家族の状況に応じて変わることもあります。定期的に見直すことが大切です。
厚生労働省が推進する「人生会議」とは
自宅で最期を迎える準備を考える際に参考になるのが、厚生労働省が普及を進める「人生会議」です。
人生会議は、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とも呼ばれます。
自分が大切にしたいことや、もしものときに希望する医療・ケアについて、本人、家族、医療・介護関係者が前もって話し合い、共有する取り組みです。
例えば、次のような内容を話し合います。
- 病状が進んだとき、どこで療養したいか。
- 痛みや息苦しさが出た場合、どのような対応を希望するか。
- 食事が難しくなった場合、どのような医療を希望するか。
- 意思表示が難しくなったとき、誰に自分の希望を伝えてほしいか。
- 自宅での療養が難しくなった場合、どこで過ごしたいか。
重要なのは、人生会議を一度の話し合いで終わらせないことです。
厚生労働省も、本人の意思を尊重した医療・ケアにつなげるため、繰り返し話し合い、共有することを推奨しています。
自宅での看取りが向いている人・慎重に検討したい人
自宅での看取りは、誰にとっても最善の選択とは限りません。
| 判断基準 | 自宅での療養を検討しやすいケース | 慎重な検討が必要なケース |
|---|---|---|
| 本人の希望 | 自宅で過ごしたい意思がある | 病院での療養を希望している |
| 症状管理 | 訪問診療で対応できる | 専門的な入院管理が必要 |
| 家族の状況 | 支援体制を確保できる | 介護負担が大きく対応が難しい |
| 医療体制 | 訪問診療・訪問看護を利用できる | 緊急時の対応先が確保できない |
| 生活環境 | 自宅で安全に過ごせる | 住環境の調整が難しい |
自宅で過ごすことが難しくなった場合は、緩和ケア病棟や一般病棟など、別の療養先を選ぶこともできます。
大切なのは、自宅で亡くなること自体を目標にするのではなく、本人にとって納得できる時間を確保することです。
【よくある質問】萬田緑平に関するFAQ
Q1:萬田緑平は現在も医師として活動していますか?
A1:はい。2026年現在も、前橋市の緩和ケア 萬田診療所の院長として紹介されており、診療活動や講演、著書の刊行などを続けています。
Q2:萬田緑平は何人くらいの看取りを経験していますか?
A2:出版社やメディアのプロフィールでは、在宅緩和ケア医として2000人以上の看取りに関わったと紹介されています。2020年のMedical Tribuneのプロフィールでは約1400人とされており、その後に累計数が増えています。
Q3:『棺桶まで歩こう』はいつ発売されましたか?
A3:2025年11月27日に幻冬舎新書から発売されました。歩く力を維持しながら、最後まで自分らしく生きることをテーマにしています。2026年5月には13万部突破が報じられています。
Q4:萬田診療所では誰でも診察を受けられますか?
A4:同診療所は、がん患者を中心に緩和ケア外来、訪問診療、がん相談を行っています。受診条件や訪問可能地域、予約方法などは、診療所の最新の案内で確認してください。
Q5:緩和ケアを受けると抗がん剤治療をやめなければなりませんか?
A5:いいえ。緩和ケアは、がん治療と並行して利用できます。痛みや精神的な苦痛を和らげ、生活の質を維持することが目的です。治療を続けるかどうかは、病状や本人の希望を踏まえて医療チームと相談します。
まとめ:萬田緑平から学ぶ「最期まで自分らしく生きる」という選択
萬田緑平氏は、群馬大学医学部卒業後に外科医として経験を積み、2008年に在宅緩和ケア医へ転身した医師です。
2017年には前橋市に緩和ケア 萬田診療所を開設し、2000人以上の看取りに関わってきました。
『棺桶まで歩こう』をはじめとする著書では、延命治療だけを人生の目標にするのではなく、歩くこと、食べること、家族と過ごすことなど、日常生活の満足度を大切にする考え方を伝えています。
2026年には『自宅で迎える本当に幸せな最期のとき』『死ぬまで生きる』を刊行し、講演活動も継続。医療や介護の現場だけでなく、一般の人が人生の最終段階について考えるきっかけを提供しています。
【プロの結論】最期の場所よりも、最期までどう生きるか
萬田氏の活動から読み取れる本質は、在宅看取りを一律に勧めることではありません。
大切なのは、患者本人が何を望み、どのような生活を送りたいのかを医療の選択に反映させることです。
病院で治療を続けることも、自宅で緩和ケアを受けることも、どちらも本人の意思に基づく選択肢です。
そして、その選択を病状が悪化してから慌てて決めるのではなく、元気なうちから家族と話し合っておくことには大きな意味があります。
「どこで最期を迎えるか」だけでなく、「最期まで何を大切にして生きたいか」。
萬田緑平氏の経歴、2000人以上の看取り、そして2026年の著書や講演活動は、この問いを私たち自身に投げかけています。
主な参照資料:Medical Tribune、河出書房新社、幻冬舎、幻冬舎plus、文藝春秋PLUS、厚生労働省、沼田利根医師会・ぬまたとね医療介護連携相談室、萬田緑平氏の講演予定公開情報。 (出典: 萬田 緑 平(Yahoo!ニュース))