【最新速報】2026年11月1日現在、東京の地震震度はどうなっている?
東京の地震震度を確認するときは、23区、多摩東部、多摩西部、島しょ部を分けて見る必要があります。東京都は広く、同じ地震でも観測地点によって震度が異なるためです。
2026年11月1日には、東京でも揺れを観測した地震が複数ありました。
11月1日午前7時15分の三重県南東沖地震
午前7時15分ごろ、三重県南東沖を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。震源の深さは約350kmという深発地震でした。
気象庁発表の震源・震度情報によると、東京では次の震度が観測されています。
- 東京23区:震度2
- 東京都多摩東部:震度1
- 東京都多摩西部:震度1
この地震では、震央に比較的近い東海地方よりも、関東や東北、北海道などで強い揺れが観測される特徴的な震度分布となりました。
これは深い場所で発生した地震で見られることがある「異常震域」と呼ばれる現象に関係しています。震源からの単純な距離だけでは、各地の震度を説明できないケースです。
11月1日午前11時49分の父島近海地震
同日午前11時49分ごろには、父島近海でもマグニチュード4.3、深さ約30kmの地震が発生しました。
東京都内では小笠原村母島で震度2、父島の観測地点で震度1が記録されています。この地震による津波の心配はありませんでした。
ただし、これは東京23区や本土の多摩地域で発生した揺れではありません。東京都全体の地震情報を見る場合には、島しょ部と本土を区別することが大切です。
東京の最新震度を確認するときの注意点
「東京都で震度2」という情報だけでは、自分が住んでいる地域の状況まで判断できません。
確認したいのは、都道府県単位の震度だけでなく、市区町村名や観測地点名です。
特に、東京23区と多摩地域では震度が異なる場合があるため、最新の震源・震度情報まで確認する習慣をつけておきましょう。
【10月29日の地震を検証】東京23区と多摩地域で震度が違った理由
2026年10月29日の千葉県北東部地震は、東京23区と多摩地域の揺れの違いを理解するうえで参考になる事例です。
午前0時7分ごろに発生したこの地震では、千葉県横芝光町で最大震度5弱を観測しました。
気象庁の10月29日付報道発表資料によると、震源の深さは52km、マグニチュードは速報値の5.4から暫定値5.5に更新されています。
東京都内では、23区と多摩東部が震度2、多摩西部が震度1でした。
東京23区の地震震度は2、多摩東部も2
東京23区では震度2が観測されました。
震度2は、屋内で静かにしている人の大半が揺れを感じる程度です。眠っている人が目を覚ますこともありますが、一般的には大きな被害が生じるような揺れではありません。
多摩東部も震度2となり、23区と同じ震度でした。
一方、多摩西部では震度1となっています。
震度1は、屋内で静かにしている人の中には揺れをわずかに感じる人がいる程度です。
多摩東部と多摩西部で差が出るのはなぜ?
同じ東京都内でも震度に差が出る理由は、主に次の条件が関係しています。
1. 震源からの距離
震源からの距離は、揺れの強さを左右する基本的な要素です。一般的には震源に近いほど強く、遠くなるほど弱くなる傾向があります。
2. 地盤の違い
地震波の伝わり方は、地盤の性質によって変わります。
軟らかい地盤では揺れが増幅される場合があり、地形や地下の地質構造によっても揺れ方が異なります。
3. 震源の深さと地震波の伝わり方
震源が浅いか深いかによって、地表に到達する地震波の特徴が変わります。
さらに、地震の発生場所や断層の動き方も影響します。
つまり、東京23区だから必ず揺れが強い、多摩西部だから安全という単純な区分はできません。
2026年の東京周辺の地震を比較
今回の2つの地震と、11月1日の父島近海地震を比較すると、次のようになります。
出典:気象庁の地震情報・報道発表資料。マグニチュードは各地震の発表値です。
この比較から分かるのは、マグニチュードが大きい地震だからといって、東京で必ず大きな震度になるわけではないということです。
また、10月29日の地震で多摩西部が震度1だったからといって、今後の地震でも同じ結果になるとは限りません。
【基礎知識】震度とマグニチュードの違い・震度階級の仕組み
地震情報を見る際に混同されやすいのが、震度とマグニチュードです。
どちらも地震の規模や揺れを表す数値ですが、意味はまったく異なります。
震度はその場所で感じる揺れの強さ
震度は、ある地点で地震によってどの程度の揺れが発生したかを示します。
日本では気象庁が定めた震度階級を使用し、1996年4月以降は計測震度計による自動観測が行われています。
震度階級は全部で10段階です。
| 震度 | 揺れの特徴 |
|---|---|
| 震度0 | 人は感じないが地震計には記録される |
| 震度1 | 静かな屋内でわずかに感じる人がいる |
| 震度2 | 屋内にいる人の大半が揺れを感じる |
| 震度3 | 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる |
| 震度4 | ほとんどの人が驚く |
| 震度5弱 | 多くの人が恐怖を感じ、行動に支障が出る |
| 震度5強 | 物につかまらないと歩きにくくなる |
| 震度6弱 | 立っていることが困難になる |
| 震度6強 | はわないと動けないことがある |
| 震度7 | 耐震性の低い建物などに大きな被害が生じる |
気象庁の震度階級関連解説表では、各階級について人の体感や行動、屋内外の状況が詳しく説明されています。
マグニチュードは地震そのものの規模
マグニチュードは、地震を引き起こした断層運動の規模を示す指標です。
例えば、2026年10月29日の千葉県北東部地震はM5.5でした。
一方、11月1日の三重県南東沖地震はM6.1でした。
この数字だけを比較すると、後者のほうが大きな地震です。
気象庁の説明によると、マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーはおよそ32倍になります。
ただし、マグニチュードが大きくても震源が遠ければ、東京で観測される震度は小さくなる場合があります。
震度はどのように決まる?
震度は、計測震度計で観測した地震動をもとに算出されます。
計測震度には、地震の加速度だけでなく、揺れの周期なども関係します。
例えば、計測震度が4.5以上5.0未満なら震度5弱、5.0以上5.5未満なら震度5強です。
つまり、震度は単純に揺れの大きさを目視で判断した数値ではありません。
気象庁が定める計算方法によって数値化された、観測地点ごとの揺れの強さです。
【確認方法】気象庁の地震情報と緊急地震速報はどう見る?
東京で地震が発生した際、最初に確認したいのが気象庁の地震情報です。
特に重要なのは、緊急地震速報と震源・震度情報の違いを理解しておくことです。
緊急地震速報は揺れが到達する前の警告
緊急地震速報は、地震発生直後に観測された地震波を解析し、強い揺れが到達する前に知らせる仕組みです。
地震波には、主にP波とS波があります。
- P波:秒速約7kmで伝わる比較的速い波
- S波:秒速約4kmで伝わる、より強い揺れをもたらす波
気象庁は先に到達するP波を検知し、震源やマグニチュード、各地の予測震度などを計算します。
その結果をもとに、強い揺れが到達する前に警告を発表します。
ただし、緊急地震速報には限界もあります。
震源に近い地域では、警報が強い揺れに間に合わないことがあります。また、速報段階では予測震度に誤差が生じる場合があります。
緊急地震速報が鳴ったら、震度の数字を確認するよりも先に身の安全を確保してください。
震源・震度情報で確認すべき5項目
揺れが収まった後は、気象庁の震源・震度情報を確認しましょう。
特にチェックしたいのは次の5項目です。
1. 発生時刻: いつ地震が起きたのか。
2. 震源地: どこで地震が発生したのか。
3. マグニチュード: 地震そのものの規模はどれくらいか。
4. 震源の深さ: 地下何kmで発生したのか。
5. 各地の震度: 東京23区、多摩東部、多摩西部の揺れはどうだったのか。
気象庁は、震度1以上を観測した場合などに震源・震度情報を発表します。
また、震度3以上の場合には、発生から約1分半後を目安に震度速報を発表し、その後、震源や各観測地点の詳細情報を公表します。
震度情報を確認するおすすめの方法
気象庁の地震情報
最新の地震発生状況、震源地、マグニチュード、観測震度を確認するための基本情報源です。
気象庁の震度データベース
過去の地震について、観測地点や震度の履歴を調べたいときに役立ちます。
最新情報を知りたい人は気象庁の地震情報、過去の傾向を調べたい人は震度データベースを使い分けると効率的です。
【首都直下地震】東京23区と多摩地域の震度分布・被害想定
東京で地震への備えを考えるうえで、避けて通れないのが首都直下地震です。
東京都は2022年6月、「首都直下地震等による東京の被害想定」を公表しました。
この想定では、都心南部直下地震が冬の夕方に発生した場合、東京23区の約6割の範囲で震度6強以上になるとされています。
また、同じ想定条件では、次の被害が試算されました。
- 建物被害:約19万4,400棟
- 死者:約6,100人
- 負傷者:約9万3,400人
- 避難者:約299万人
- 帰宅困難者:約453万人
これらは特定の条件を設定した被害想定であり、次に発生する地震の震度や被害を予言した数字ではありません。
23区と多摩地域で注目したいリスク
東京の地震リスクは、震度だけでは判断できません。
地域によって、建物の構造、地盤、火災の危険性、斜面の状況などが異なります。
東京23区で確認したいこと
- 木造住宅密集地域の火災リスク
- 古い建物の耐震性
- 埋立地や低地などの液状化リスク
- 大規模停電や交通機関の停止
多摩地域で確認したいこと
- 住宅やマンションの耐震性
- 地域ごとの地盤条件
- 丘陵地や斜面周辺の土砂災害リスク
- 鉄道や道路が寸断された場合の移動手段
多摩地域は広いため、東部と西部を一括りにして安全性を判断することはできません。
また、震度が同じでも、建物の耐震性能や家具の固定状況によって被害は変わります。
東京被害想定デジタルマップの活用方法
東京都が公開する「東京被害想定デジタルマップ」は、自宅や職場周辺の地震リスクを確認するための資料です。
地図上で震度分布や被害の分布などを確認でき、東京マイ・被害想定では、家族構成、建物構造、居住地域などを選択して個別の被害想定を作成できます。
さらに、2026年3月29日には東京都の液状化予測図の令和7年度改訂版が公開されています。
最新の地盤データを反映した資料であり、液状化リスクを調べる際に役立ちます。ただし、特定の地震で液状化が必ず起きるかどうかを断定する地図ではありません。
【実践編】東京で地震が発生したときの防災対策
地震への備えは、震度の数字を知るだけでは十分ではありません。
自宅、職場、通勤途中など、実際に地震が起きる場所を想定して準備することが重要です。
1. 地震発生直後は頭と体を守る
揺れを感じたら、まず身の安全を確保します。
- 丈夫なテーブルの下などに身を寄せる。
- 頭をクッションなどで保護する。
- 窓ガラスや大型家具から離れる。
- 揺れている間は無理に外へ飛び出さない。
東京都の防災情報でも、地震発生時は身の安全を最優先にするよう案内されています。
2. 家具の転倒・落下を防ぐ
東京都の資料によると、近年の地震による負傷者の30~50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因です。
これは見落とされがちな重要ポイントです。
家具の転倒防止には、次の対策が有効です。
- 背の高い家具を壁に固定する。
- 食器棚や本棚の扉に開放防止器具を設置する。
- 寝室に大型家具を置かない。
- 玄関や廊下に避難を妨げる物を置かない。
- キャスター付き家具には移動防止対策を施す。
東京都は、L型金具によるネジ止めを最も確実な固定方法として紹介しています。ネジ止めが難しい場合には、突っ張り棒とストッパーなどを組み合わせる方法もあります。
3. 日常備蓄を進める
大きな地震では、電気、水道、ガス、通信などが一時的に使えなくなる可能性があります。
そのため、食料や飲料水だけでなく、普段使っている生活用品も少し多めに用意しておくことが大切です。
準備しておきたいものは次のとおりです。
- 飲料水、保存食、レトルト食品
- 携帯トイレ、トイレットペーパー
- 懐中電灯、予備電池
- モバイルバッテリー
- 常備薬、衛生用品
- 現金、小銭
- 防寒具、軍手、ウェットティッシュ
家族構成や住宅環境に合わせて必要量を決め、普段から消費した分を買い足す日常備蓄を実践しましょう。
東京都は2026年7月から2027年3月まで、出火防止・家具転倒防止・日常備蓄を柱とする在宅避難キャンペーンを実施しています。
4. 在宅避難と避難所の判断基準を知る
地震が起きたら、必ず避難所に移動しなければならないわけではありません。
建物の安全性が確保され、火災や津波、土砂災害などの危険がなければ、在宅避難も選択肢になります。
一方、建物が損傷している場合や火災が迫っている場合などは、安全な場所へ避難する必要があります。
特に高層マンションでは、長周期地震動によって大きな揺れが長く続き、家具が転倒するだけでなく、室内を移動する可能性もあります。
エレベーターが停止することも想定し、階段での移動やトイレの備えも考えておきましょう。
【よくある質問】東京の地震震度に関するFAQ
Q1:東京23区で地震が起きた場合、多摩地域より震度が強くなりますか?
A1:必ずしもそうではありません。2026年10月29日の千葉県北東部地震では、23区と多摩東部が震度2、多摩西部が震度1でした。地震の発生場所や深さ、地盤などによって結果は変わります。
Q2:2026年10月29日の千葉県北東部地震で東京の震度はいくつでしたか?
A2:東京23区と多摩東部で震度2、多摩西部で震度1でした。震源は千葉県北東部、マグニチュードは暫定値5.5、深さは52kmです。
Q3:震度2とマグニチュード2は同じ意味ですか?
A3:違います。震度は特定の場所で観測される揺れの強さ、マグニチュードは地震そのものの規模です。両者を同じ指標として比較することはできません。
Q4:東京で現在発生している地震の震度はどこで確認できますか?
A4:気象庁の地震情報で確認できます。震源地、発生時刻、マグニチュードだけでなく、東京23区、多摩東部、多摩西部などの観測震度も確認してください。
Q5:首都直下地震が起きた場合、東京は震度7になりますか?
A5:東京都の被害想定には、震度6強以上が広範囲に及ぶケースがあります。ただし、東京都全域が震度7になるという意味ではありません。実際の震度は震源や地震の規模、地盤などによって変わります。
Q6:東京の地震ハザードマップはどこで確認できますか?
A6:東京都の東京被害想定デジタルマップで確認できます。震度分布や液状化などの情報を地図上で確認し、自宅や職場周辺のリスクを把握できます。
まとめ:東京の地震震度は地域別に確認し、日頃の備えにつなげよう
2026年10月29日の千葉県北東部地震では、東京23区と多摩東部で震度2、多摩西部で震度1を観測しました。
さらに11月1日の三重県南東沖地震でも、東京23区は震度2、多摩東部と多摩西部は震度1となっています。
これらの事例が示しているのは、東京という一つの地域名だけでは、実際の揺れの強さを正確に把握できないということです。
東京の地震情報を確認するときは、次の3点を意識してください。
1. 最新の震度を確認する: 気象庁の震源・震度情報で、自分の地域の観測結果を調べる。
2. 自宅周辺のリスクを把握する: 東京被害想定デジタルマップで震度分布や液状化などを確認する。
3. 日常的に防災対策を進める: 家具の固定、備蓄、避難経路の確認を済ませておく。
特に首都直下地震への備えでは、震度の予測だけに頼らず、建物の耐震性や室内の安全性、ライフライン停止への対応まで考えておくことが欠かせません。
地震は発生場所によって東京の揺れ方が変わります。最新情報を正しく読み取り、自分が暮らす地域に合った防災対策を進めることが、命と生活を守る第一歩です。 (出典: 地震 震度 東京(Yahoo!ニュース))